院内の衛生管理について

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長時間、歩いたり立っていると腰に擦れるような痛みがある

会社員(デスクワーク) 60代 男性
5~6年前から長時間歩いたり、立っていると左側の腰に擦れるような痛み、きしむような痛みがあり立っていられなくなる。しばらく座りこんで休まないと再び立って歩けない

遠距離通勤をされており電車で座れない場合大変お辛いとのことでした。お話の中に腰痛の原因のひとつである「脊柱管狭窄症」を思わせるものがありますのでカイロプラクティックで扱えるものか医療機関にかかるべきものか、慎重に判断すべきと考えました。また「擦れるような痛み」という特異な表現から、直接的な原因箇所を特定することも心がけました。

 

検査してみると、神経に対する検査は陰性でしたが左股関節の外転筋群に機能低下が見られ、骨盤にも「ゆがみ」が見られました。また腰椎の一番下の部分と腸骨の間の筋肉の固さが顕著で、深部の筋肉の触診がまったくできない程でした。長年にわたった骨盤の「ゆがみ」に伴い腰椎が下部で「ねじれ」、まわりの筋肉が強く緊張していました。筋肉や靭帯など組織間の柔軟性低下、また硬化した組織による神経の圧迫など複合的な要因が、いわく言いがたい痛みや感覚を生んでいると思われました。しかし検査初回では、まわりの組織の固さで具体的に痛みをだしているところが特定ができませんでした。

 

施術方針としては、仙腸関節および腰椎の可動性を回復し、まわりの筋肉を表層から順番に緩和することを地道に繰り返し行い、まず深部の組織の問題を具体的に把握することを第一としました。結果施術5回あたりから表層の筋肉が緩和し、「腰仙管症候群」と思われる腸腰靭帯とその周り組織の硬化が確認できました。その後、腸腰靭帯周辺の筋肉のケアを集中的に行うことで「擦れるような腰の痛み」はほぼ消失しました。以降は3~4週間に一度に来院頻度を調整し、メンテナンス施術を行いました。

 

下部の腰椎や骨盤周りの筋肉の固さは、おしりから足にむかう神経痛のようなしびれ、うまく説明することが難しい違和感を生みます。カイロプラクティックはしびれや違和感など神経の問題と感じる症状に対してしっかりした判断基準をもっていますので、医療機関で受診すべきか我々が施術すべきかを、早い段階でお伝えすることができます。うまく説明できない痛みや違和感がおありでしたら一度カイロプラクティック院で相談してみてください。

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